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お話倉庫

主に長編BL小説置き場です。BLの意味が分らない、または嫌悪感がある方は速やかにブラウザバックでお願いします。

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――扉を開けて――<27> R-18

 蓬田さんは身体をわななと震わせ、雄の色香を濃くして行く。
「……あっ、は……ああ……」
 溢れ出す嬌声も、艶のある髪や瞳も、何もかも全てが愛おしい。蓬田さんを欲する心をもう止める事は出来なかった。
 脇腹からなぞり、下腹部へと舌を這わせ、臍の周りで弧を描く。それと同時に下肢の衣類を降ろし脱がせると、蓬田さんの全てが晒された。
 細身ではあるものの、程好く付いた筋肉、腿から足先までの長い綺麗な無駄の無い線に、見とれてしまうほどだった。
 過去の俺は何度もこの身体を、蓬田さんを、愛したのだろう。思い出せない悔しさが入り混じる。
 ――それでも。
 今、この人を悦ばせているのは、今のこの俺なのだと自分を叱咤する。
 中心に向かい、徐々に舌を這わせて行くと、蓬田さんの雄から、とろとろと透明な蜜が滴り落ちて行く。
「あ……隼人、そんな所……」
「蓬田さん、あなたはどこも綺麗です。全部食べてしまいたいくらいだ」
 頬をかぁっと紅く染め、瞳を潤ませる蓬田さんは、まるで新婚初夜の新妻のようだ。
 きっと今までもこんな愛らしい姿を、俺に見せてくれていたのだろう。
 恋をすると全てが美しく見える。それが男だったとしても同じだ。
 同質のものを持っているのに、ちっとも嫌悪感なんて起きない。むしろ愛しさの方が溢れ出すばかりだ。
 俺は蓬田さんを咥えると、くびれに舌を這わせて鈴口にその舌をねじ込んだ。
「ああっ! ……や、……そんな、に、したら……」
 ふるふると打ち震え、悦びを身体全体で表現している蓬田さんを、徐々に追い込んで行く。口淫と手淫を合わせて、動きを増して行くと、蓬田さんの腰も揺れだした。
「あ、あ……あ、ふ……ぁ、ん……」
 快楽に溺れていくその姿と声だけで、俺は限界に達してしまいそうだった。掌に勢いを増して、頂点へと導く。擦れた熱が温度を増して行くと、蓬田さんの表情が変わる。
 眉根を寄せて、目の渕には涙が浮かび上がる。
「あっ、は……やと、放し……くれ! もう……お……れ……っ」
 弱々しく俺の肩を押し、懇願する蓬田さんを煽るように行為を続けた。
「あっ、やっ、ああっ……っ!」
 蓬田さんは俺の口内に精を放ち、腰を小さく跳ねらせる。俺は蓬田さんの全てを飲み込んだ。顔を覗き込むと瞳をとろんさせて恍惚の表情を浮かべ、荒い吐息で胸を上下させていた。小さな尖りが芯を持っているのが、見た目にも鮮やかだった。
 俺は自分の欲望を抑えられなくなり、そのまま後ろの秘所にも舌を這わせる。
「あっ、……はや……と?」
 達したばかりで朦朧としているのだろう、少し呂律が回っていない。
 あまりの可愛らしさに、俺はそのまま舌で秘所を愛撫し続けた。
「あ、隼人! ……何してっ! そんな所……きたな……」
 慌てて身を捩ろうとする蓬田さんに、俺は舌から指へと替えると欲情のままの掠れた声を出し、耳許で説き伏せる。
「さっきも言ったでしょう? 蓬田さんに汚いところなんかありませんから」
 蓬田さんは顔を真っ赤に染めて、瞳を潤ませ恥ずかしそうに目を伏せる。
 心なしか胸の尖りや中心部に、熱を帯びたように見えた。
 試しにもう一度、耳許で囁いてみた。
「俺に……全部、任せてくれませんか?」
 蓬田さんはぴくりと身体を震わせ、やはり俺の声に反応する。
 胸の芯がぷっくりと尖り、小刻みに身体を震わせる。俺は後ろを解しながら、その胸へと舌を這わせる。
「あっ、あ……あっ……」
 壮麗な色を滲ませ身体を捻る姿は、艶かしさを増していく。だが後ろを解すには、少し潤いが足りないようだ。俺は蓬田さんの顔を覗き込んだ。
「……痛い、ですか?」
「い、や……痛く、は……」
 そう言いながらも、眉根を寄せている。苦痛を与えているかも知れないと思い、パウダールームに行くと乳液の瓶を持ち出した。
 ベットに戻りそれを掌に馴染ませた後、丹念に後ろを愛撫していく。
 滑りが良くなった後ろに、指の数を増やして行き、三本まで入るようにすると抜き差しを加えた。
「あっ……ああ……」
 一度は萎えてしまった蓬田さん自身も、力を取り戻して行く。
 周囲からぐるっと指を回し挿れ、ある一点を突いた時、蓬田さんの雄は腹に付く勢いまで変化を遂げていた。
「ん、ああっ! ……あっ……」
 ビクビクと腰を揺らす蓬田さんに、途轍もないエロスを感じた。
「気持ち……いいですか?」
 何度もそこを突きながら、声を掛けるとコクコクと頷く。
 透明な蜜は、後ろに届いてしまうほどに溢れ、ちゅくちゅくと淫猥な演奏を奏でる。
 もう俺の雄も限界だった。俺は衣類を脱ぎ捨て、産まれたままの姿になると熱を蓬田さんに宛がった。
「んぁ……はや……とぉ……」
 首にしがみ付き、艶のある熱い吐息を俺の肩に吹きかける。
 それだけで眩暈が起きるほどに、欲望は昂りを増した。そろそろと腰を進めてみるが、締まりがきつ過ぎて、なかなかうまく挿ってくれない。
 俺は蓬田さんの雄を手淫しながら、腰を進めた。
「はぁ……ん、あっ……ああ……」
 目を半開きにさせて、口許を薄く開くその姿は、悦びを感じていると察するには充分すぎる。そんな蕩けた表情をされては、すぐにでも達してしまいそうだ。
 一筋に流れた涙を掬い取り、頬にキスを落とす。それと同時に最奥へと自身を打ち込んだ。
「は、ぁっ……! あ……ぁっ」
「蓬田さん……愛してます、心から」
「お……れも、愛して……る、よ」
 蓬田さんはとても嬉しそうに微笑んだ。俺は、ぎゅっと心臓を捕まれた気分になり、その唇を貪る。
 そろそろと抽送を行なうと、蓬田さんの腰もしなやかに揺れる。
 激しさを増していくばかりの行為に、俺は溺れて行った。隙間から乱れる吐息が溢れ出し、熱が高まって行く。まるで全てが溶け合い、一つになったような感覚が俺を支配する。
 額から汗が滴り落ちて、蓬田さんの頬に零れ落ちて行った。
 その瞬間、俺は小さく呻き、最奥を濡らした。
「ああ……っ、っ!」
 蓬田さんも同時くらいか、白濁を散らす。身体を小刻みに震わせて絶頂を堪能する蓬田さんの中は締まりが更に増して、俺にもその快感の余韻を与える。
 荒くなった息を整えながら、蓬田さんの身体を愛撫した。そして名残惜しさに駆られながらも、蓬田さんから離れる。
 そこで俺はハッと気が付いた。よりによって中出しをしてしまった。
 妊娠の可能性はないにしろ、やはり中に出すのは身体に悪影響を及ぼすかも知れない。
「あ、の……、すみません……中に……」
 ぼんやりと見上げながら蓬田さんは微笑んだ。
「ん、大丈夫。……後で何とか出来るから。それよりも嬉しかったよ、隼人の熱を感じられたから……」
 蓬田さんはそう言って、腕を首に回したまま引き寄せ、俺の唇を塞いだ。
 俺は蓬田さんの発言にホッと胸を撫で下ろし、嬉しかったとの言葉に心酔した。
 体力も尽き隣に寝そべると、急速に眠気に襲われた。幸福感に満たされながら、俺は意識を手放した。



               ――to be continued――
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